




スイーパーとは?
スイーパーは床面のゴミを回収する機械です。自動床洗浄機と違って水は使いません。
スイーパーはゴミを「吸う」のではなく機械底面にあるメインブラシで「掃き上げ」てホッパーの中に回収します。掃除機ではなくホーキとチリトリに近い機械ですが、ホーキのようにホコリを舞い上げることはありません。
工場の構内、建設現場や道路工事現場、産業廃棄物中間処理場、アスファルト合材工場、物流センター、港湾施設、テーマパーク、大型展示会場、ショッピングセンター、大型ビルの駐車場、駅、空港、学校施設などで幅広く使われています。
スイーパーにはメインブラシのほかに、壁際のゴミを中央に寄せるためのサイドブラシがついています。サイドブラシは通常左についていますが、両側についているものもあります。
スイーパーも自動床洗浄機と同様、手押し式(ウォークビハインド)と搭乗式(ライドオン)とがあります。搭乗式のほうが清掃幅も広く走行スピードが速いため清掃スピードは速くなります。
回収したゴミがおさまるホッパーの位置は、前方にあるもの、後方にあるもの、機械下部にあるものがあり、運転席に座ったままホッパーを持ち上げて(ハイダンプ)、中のゴミを捨てることができる機種もあります。
スイーパーのチェックポイント
スイーパーを選ぶにあたっては、清掃幅、ゴミの回収能力、フィルター性能、フィルターのチリ落とし方法、ホッパーの位置、ゴミの投棄が容易にできるか、ブラシ交換が容易か、バッテリー式の場合バッテリー充電は容易にできるかどうか等をチェックしてください。
ブラシは消耗品です。減ったブラシを使っていると取れるべきゴミが取れなくなります。ブラシの消耗度合いは使う場所の路面状況によってかなり差がでます。たとえば塗り床に比べてアスファルト面で使うほうが、ブラシの消耗は早まります。ブラシなど消耗品の価格もチェックしてみてください。
フィルターが詰まるとホコリが機械から吹き出すことがあります。せっかく掃除をしてもこれじゃ意味がありませんね。だから定期的にフィルターのチリ落とし(シェーキング)を行う必要があります。スイーパーのトラブルの多くはフィルターの目詰まりによるものです。フィルターシェーキングは自動で行われるのか手動でやるのか。手動でやる場合、操作はしやすいかも確認してください。