高圧洗浄機とは？
高圧洗浄機はポンプによって水（またはお湯）を高圧で噴射させ、その圧力で汚れを洗い落とす機械です。
車の洗車場にある洗車機が代表的なものです。最近では家庭用高圧洗浄機がホームセンターやインターネット上で売られており、洗車や網戸や車庫のシャッターの洗浄などの用途で使われています。家庭用高圧洗浄機は安いものは1万円前後からあります。
高圧洗浄機は水の圧力で汚れを落とします。水道水の圧力は、配管設計上の公表数値は2.5kgf/c�屬任垢�、実際は地域や建物の階数によってバラつきがあり、5〜6kgf/c�屬里箸海蹐發△蠅泙后９皸祇�浄機の圧力は60kgf/c�屬竜ー錣任△辰討眇綟賛紊�10倍以上の圧力が出ていることになります。
高圧洗浄機の他の用途としては、研磨剤を入れて塗装を剥がしたり、アタッチメントをつけて床洗浄やプールの洗浄、配水管洗浄など、様々な用途で使うことができ、それぞれの用途に適したアタッチメントが用意されています。
高圧洗浄機を使うメリット
高圧洗浄機を使う最大のメリットは、手作業よりも短時間でラクにキレイになることです。ノズルを狭い隙間に入れてやれば、手の届かないところを洗うこともできます。
いっぽう高圧洗浄機を使うと水が飛散します。水の飛び散りを防ぐアタッチメントもありますが、水で濡らしてはならない対象物がある場合は使えません。また洗浄水の排水も必要です。
あまり知られていないことですが、高圧洗浄機を使うと節水になります。
高圧洗浄機の水量は家庭用のもので1分間7リットルから8リットル、業務用のもので13リットル前後のものが殆どです。水道水を流しっぱなしにすると地域によって若干の差はありますが、13ｍｍ口径でも1分間12リットル〜15リットルの水が流れ出ます。20ｍｍ口径では1分間40リットル、25mm口径だと60リットルにもなります。高圧洗浄機を使うことで、使用する水の量が50％から70％も減らすことができます。
また高圧洗浄機はガンを握っているときだけ水が出るという点も見逃せないポイントです。
毎日、手作業で大量の水を使って洗浄作業をしている方は高圧洗浄機を導入することで、大幅に水道代が節約でき、機械のリース代はそれで賄えてしまうケースも多くあります。
温水式高圧洗浄機
圧力を高くしていけば洗浄力は一般的に上がりますが、圧力が高すぎると洗う対象物にダメージを与えてしまったり、水の跳ね返りが激しくなり使い勝手がよくないということがあります。油脂系の汚れは圧力を上げるのではなく温水高圧洗浄機が有効です。皆さんがお皿を洗うときでもお湯のほうがよく落ちますね。それと同じ理屈です。
温水式高圧洗浄機は機械本体にボイラーを内蔵しており、ボイラーで沸かしたお湯を高圧ポンプで噴射します。中のシールやパッキンなどはすべて高温水に耐えられる仕様となっているため価格も高くなります。ボイラーは灯油式のものが多く、換気が必要です。