




自動床洗浄機(オートスクラバー)とは?
洗剤と清水を出してブラシ又はパッドで床を洗浄し、バキュームで汚水を回収する機械です。 工場やショッピングセンター、駅、空港、物流センターなどで使われています。
自動床洗浄機には手押し式(ウォークビハインド)と人が乗る搭乗式(ライドオンタイプ)があります。
手押し式は洗浄幅40〜50センチのものが主流で、人が機械を押して洗浄作業を行います。走行モーター内蔵のものとそうでないものがあり、走行モーター内蔵のものはレバーを握ると機械がモーターの力で走行しますので押す必要はありません。
搭乗式は人が乗って作業をします。手押しよりもラクに早く洗浄作業ができます。搭乗式は洗浄幅70センチ前後からあり、中には100センチのものもあります。搭乗式は走行スピードも速く、約5km/hで走ります。手押しですとせいぜい2.5〜3km/hですから、手押しの倍のスピードになります。タンク容量も大きいため、汚水の投棄や清水の補充で作業が中断しません。そのため搭乗式は手押しに比べて格段に早い洗浄作業ができます。
自動床洗浄機のブラシは円盤状のディスクブラシと円筒状のシリンダーブラシのタイプとがあります。ブラシも1つのもの、2つのもの、3つのものなど機種によって様々です。 2ブラシタイプは1ブラシに比べて洗浄幅を広くするだけでなく、床の凹凸への追随性も優れています。
自動床洗浄機のチェックポイント
自動床洗浄機を選ぶにあたっては次の点をチェックしてください。
洗浄力、汚水の吸い残しの有無(特に旋回時)、操作のしやすさ・扱いやすさ、タンク容量、バッテリーの稼動時間
タンク容量が小さいと、清水の補充や汚水の投棄で作業が中断されます。清水補充や汚水投棄は決まった場所まで機械を運んで行わなければならないため、作業者の負担が大きいものです。
洗浄作業の前に
床洗浄機をかける際、粗ゴミを回収しておく必要があります。紙くずや吸殻、木屑、埃などは事前にスイーパーをかけてください。床を拭く前に「掃き掃除」をするのと同じ理屈ですね。